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小さな穴

連日の雨が上がったのは朝。
上がったけどまだ寒い、7℃だったかな。
風も強い。
「こんな日に海に行く人は少ないだろうから密は避けられるよね」
って潮を調べたら大潮で干潮は午前中。
行くでしょ。

無題3367_20200522120346
これまで私がここに来た日の中では、かつて無い程の遠浅。
食べられる海草もたくさんだけど取り敢えず筋トレの為に砂浜散歩で。
無題3367_20200522120442
普段何処まで水が来てるのかムラサキイガイの活着ぶりで分かるよね。
多分1番上は私の胸辺り。
無題3367
やたらと大きい海草がゴロリゴロリと岩から剥がれてあちこちに転がってる。手前の赤いのはツノマタじゃないかな。こちらも巨大。

さて砂浜をザッと歩いてふくらはぎに利いて来た辺りで、足場の悪い岩をアスレチック代わりにウロウロする。
これも、普段なら海の中で絶対に歩けない岩場を今日は選んだ。
潮溜まりには大きいアサリ(4.5cmだった)がゴロゴロしてる。これも大潮の恵みだよね。
アサリは砂地で採るイメージって無い?
故郷でもここでも、アサリは砂だけじゃなく岩場でよく採るんだよね。
そんな岩場のアサリがね・・・
無題3367_20200522120846
所謂ツブ貝にくっつかれていて。
今日はツブ貝を採るつもりが無かったのでアサリとツブ貝を剥がしてみた。
これが、なかなかに凄い力で吸い付いててね。
最初のは、二枚貝の隙間にツブ貝から細い管が挿し込まれてて、ツブ貝がアサリを食べているんだと察した。
初めて見たから、衝撃でね。
無題3367_20200522120744小さな穴が分かるかな?
普段は海水が満ちて来られない岩場だから、ツブ貝はたくさんいて、興味が湧いてアサリとくっついてるヤツを剥がしてみたら、次々どれも、アサリの硬い貝殻に円い穴が空いててそこにあの細い管が。

段々ゾッとしてきた。

食べる為にアサリを採ってる私が、何故か同じくアサリを食べてるツブ貝が恐ろしくなっちゃった。
実は以前からアサリの貝殻に空いてる円い穴が気になっててね。
無題3367_20200522120817どっちも絶命している
それが有ったら、生きてるか死んでるか確かめるまでもなく、アサリが死んでるって事が分かるから。
だけど、その穴が何で空いてるのかを知ったのは、長いこと生きてきて遂に今日だ。
何でゾッとしてくるのかって。軟体のウネウネが吸い付いてる姿もだけど、岩場のアサリって逃げ場が無いじゃない?
ツブ貝が現れたら、どんなに硬く口を閉じても小さな穴を空けられて喰い尽くされる。
無題3367-2
あぁ、こいつも。濃厚なキス。



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