ザボン【朱欒】

私の実家は親戚にお寺が有って、昔はお供えって持ち帰る習慣は無かったので、1年に何度かお寺からお供えを段ボール箱に詰めた物が送られてきていた。
円くて平たいお餅とか、和菓子とか果物とかね。
その中に有ったんだよね、ザボン。
大きくて皮が厚い八朔みたいな・・・。
東北って果樹は桃、梨、梅や林檎やサクランボなんかが多くて柑橘類ってほぼ無いから、物珍しかったんだよなぁ・・・遠い目。

さてそんなザボンがあいうえお順植物の難読漢字でサボテンの次にやって来た。
取り敢えず「ザボン植物」で検索してみたら、何故か出てくるのが「ブンタン文旦」なんだよ。
全く意味が分からないので読み進めてみたWikipedia。
Wikipediaの情報だけだから、それが真実か定かでない情報をいつもここに纏めているのがちょっと気になるけど、今回は特に面白く感じたのでそのまんま行こう。
ザッとまとめると、江戸時代に日本にザボンを持ち込んだ貿易船主のお名前が「謝文旦」(ジアブンタン)さんで、その方のお名前を使って朱肉の方を「謝文」黄肉の方を「文旦」と名付けたって事だった。
それが訛ってジアブンがザボンに。
こんな決め方が有るのかい。
「子供にキラキラネームを付ける親に名前の由来を尋ねたら」
みたいな衝撃。

本来漢字として覚えるのは