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キンモクセイ【金木犀】
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キンモクセイ【金木犀】
2020年05月08日
全国の激しい頭痛に悩まされてる皆さん。
私もそっち陣営。どうぞ宜しく。
あいうえお順の難読漢字で【金木犀】が出て来たのは先月の事で、調べ始めたらなかなかに面白かったんだけど、挿し絵が定まらなくて2週間ばかり漢字の練習とノロノロ挿し絵で費やしてしまった。
丁度はじめの頃はあちこちで沈丁花が真っ盛りで芳香に癒されたんだよね。
挿し絵の方は先ず金木犀をストレートに描こうかと思ってたら、秋なんだね、花が咲くの。
画像検索して気付いたのは、葉っぱは全く違うけれど、春に咲くライラックに花がそっくりってこと。
開花を待って昨日撮影
ライラックも芳香が素晴らしいので何となく調べたら、沈丁花もライラックも同じ木犀科で仲間だった。
名前は、あんなに香りが良いのに幹の様子が脚と似てるから〈犀〉を使ってるそうで、
「香りも名前に取り入れてよ」
って、ちょっと勿体無いなと思った。
子供の頃、良い香りの消しゴムを持ってる女子に教えて貰ったら「キンモクセイの香り」って言っていたっけ。今でも文具に用いられているんだろうか。
さて、金木犀は中国が原産なそうで、日本に持ち込まれたのは江戸時代らしい。
雌雄別々の木で、雄は花粉を雌の木の花まで飛ばさないといけないから、雄の木の方にたくさん花芽がつくことを知った。
この時点で「検索した画像を見て金木犀をストレートに描くこと」を断念していた私は「両手いっぱいの花を女の子に差し出す男性」をイラストにしようかと思ったのね。
こんな感じで。
だけど、更に解説を読み進めてもっと興味深い件にぶち当たった。
花が賑やかで美しいのは雄の木だから日本に持ち込まれたのは雄株だけ。
だから金木犀は日本では種が出来ない。
繁殖はさせずに増やすのは挿し木のみ。
へぇ。
へぇ、なんだか凄いね。
今全国に散らばってる金木犀はみんな挿し木で殖やしたヤツなのか。
雄ばっかりなのか。
っていう事で、2週間前に「男子校の雰囲気」を目指して制服ブレザーでイラストを描き始めたんだけど。
上手い具合に進まない内にやたらと暑い日が続いたら、夏服になった。
どう?金木犀の「雄ばっかり感」は伝わるだろうか?
花はどこ行ったのか尋ねないでね。
しかも力尽きて色を塗る予定はない。
いいよ、自分が金木犀について調べた事を忘れないようにする為だけの挿し絵なんだから。
それではやたらと難しかった〈犀〉の字を頑張った書き取りを。
初めて書いたやつ
2週間何度となく練習した最新のやつ
全く進歩がない。
でももう覚えた。
金木犀、元々読めるっつーーーの。
#難読漢字
#植物
#デジタル
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17:23
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